岸和田東ロータリークラブ 国際ロータリークラブ第2640地区
2012〜2013年度RIテーマ
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第1753回例会 9月21日(金)

卓 話

『 ガバナー公式訪問 』 

 ガバナー 北中登一様
(大阪狭山RC)


 本日は、クラブ訪問の機会を戴き、有り難う御座います。今月は新世代月間であります。長年に亙り、青少年交換事業に携わって来ましたので、居ながらにしていろいろな異文化を体験する事が出来ました。有り難い事です。新渡戸稲造氏は武士道の中で、おもしろい記事を書いております。アメリカにおいては、贈り物をする時、贈る側は受け取る人にその品物を褒めそやす。しかし、日本ではこれを軽んじたり、悪く言ったりする。この違いについて、新渡戸はこう解釈するのです。アメリカ人は「これは素晴らしい品物です。素晴らしいあなたには、素晴らしい品物以外を贈るのは無礼です。」と考え、これに対して日本人は「あなたは素晴らしい人です。そんなあなたには、どんな品物もふさわしくない。この品物を、物そのものの価値ではなく、ただ私の好意のしるしとして受け取って下さい。」と考える、と。もちろんこれは、アメリカ人は物の面から言い、日本人は気持ちの面から言っているだけで、結局のところ同じ考えなのです。ただ、表し方が全く違っている。アメリカ人が好意を『主張』するのに対し、日本人は好意を『謙譲』の形で表現する。謙譲は仁とともに『礼』という徳を発生させる基にあるのだと、新渡戸は言います。ことさように、学生のお世話をする毎に、文化の違ががわかり、日本に居ながらにして、あたかも海外に行ったような素晴らしい体験をさせて戴くことになります。例えば、イスラム教徒の学生のお世話は、大変です。まず豚や豚に関係する食べ物は絶対に口にしない。怪しいと思えば食べる前に必ず質問する。一日に必ず5回、メッカに向ってお祈りをする。ラマダン月があって、7月の中旬から一ヶ月間、日の出から日の入りまでは、絶対に食事をしないなど、宗教心の薄い日本人には考えられないほど、宗教の教えに忠実であります。しかしこういった体験こそが明日に学生を預かる際の良い指針となるのです。ぜひ青少年交換事業に参加して下さい。奇しくも今年度のRIのテーマは『奉仕を通じて平和を』であります。青少年交換事業という奉仕活動、それが短期間であれ、一年間であれ、相互理解の懸け橋となり、平和への一助となる事と思います。ロータリアンは、絶えず行動しなければなりません。行動の一歩が平和への一歩でもありましょう。
 RIの会長は久しぶりで、日本は2770地区から選出されました。嬉しい限りです。今まで、インドやアフリカ、東南アジアからの会長でした。日本人として、多少の不満はありましたが、今回の快挙で、溜飲が下がりました。力の限り応援したいものです。田中作次RI会長は、戦争を体験されましたが、その悲惨さはそう簡単に口にする事が出来ません。平和の有り難さを肌で体験された会長、もう二度と人殺しをしてはいけない、無残な戦争はしては行けないと、心に刻まれたのでしょう。会長の心の現れが、世界の三ヵ所での平和フォーラムの開催となりました。BerlinとHawaiiと広島においてであります。時間のある方は出掛けましょう、そして杯を交わしながら語り合いましょう。平和の尊さを。
 アメリカ合衆国の元フランクリン・ルーズベルト大統領は、ポリオの犠牲者でした。これが切っ掛けで、国中上げてポリオ撲滅運動に立ち上がったのです。あの有名なMARCH OF DYMESが歴史を語っています。生ワクチンか不活化ワクチンかの論争を得て、不活化ワクチンの勝利となるのです。そしていま、ポリオ発生国は、三ヵ国に絞られてまいりました。もう一息であります。世界の子供達がこの悲惨な病気から解放されるのも間もなくです。ロータリアンの後一歩の協力をお願いします。
 2013年度から、未来の夢計画が始まります。考え方によってはおもしろいプロジェクトであります。特に新地区補助金(2013年度からは地区補助金となる)は、社会奉仕や国際奉仕の財源となり、日々の奉仕活動における福音となるでしょう。皆様方のご活躍を期待しております。