「心に残るロータリアンの言葉」

【第1回】

 50回程のシリーズを予定しています。はじめの何回かは、P.ハリスの著書などから私なりに選びだした文章を紹介したいと思います。      

                                  

中井 義尚会員

「ロータリー構想の発端」                   
或る晩のことでした。(1900年頃)私(ハリス)は同業の知人に誘われて、彼の郊外にある家を尋ねました。夕食後二人で散歩に出かけたのですが、店の前を通るたびに友人は、店の主人と名前を呼び合って挨拶していました。私は、はたとニューイングランドのウォリングフォード(ポールが少年期を過ごした所)のことを思い出しました。この時この大都会シカゴで、各種の職業から、政治や宗教の立場を離れて、お互いの意見を大らかに認め合えるような人を一人づつ選んで親睦団体を作ったらという構想が浮かびました。もしこんな団体が出来ればお互いに助け合える筈です。        
(ロータリーはこの構想をポールが温めて、1905年にロータリークラブが発足したのです。)

                (ロータリーへの道より)