第2025回例会報告[2018年9月21日(金)]

会長の時間

辻林一郎会長

本日は、株式会社フランス屋本部 代表取締役 長谷川幸則様、卓話の講師としてようこそお越しくださいました。よろしくお願いいたします。

そして、本日早朝から、「秋の全国交通安全運動」南海岸和田駅にての初日啓発活動に参加していただきました会員の皆様、ありがとうございました。

 

本日の報告としまして、

① 泉佐野ロータリークラブホストによる近隣8ロータリークラブ会長懇親会が10月23日、そして岸和田南ロータリークラブホストによる第1回近隣会長幹事会が11月10日に開催されます。何か要望・意見などございましたら会長・幹事までお寄せください。

 

② 指名委員会について

岸和田東ロータリークラブ細則第3条第1節に従い、10月19日(金曜日)に指名委員会を開催いたします。

指名委員会は、会長、会長エレクト及び3名の直近パスト会長の5名で構成し、次次年度会長、副会長、幹事、会計、会場監督及び5名の理事候補者を指名し、12月7日開催予定の年次総会にて承認を求めることになります。

なお、指名委員会は、辻林会長、山本会長エレクト、池内パスト会長、横田パスト会長、米本パスト会長の5名の構成となりますのでよろしくお願いします。

この件については、第6回臨時理事役員会(1819-22号議案)にて承認を受けていますことを報告いたします。

 

さて、9月は「ロータリーの友月間」です。

“ロータリーの友”への投稿を今年度活動方針、重点16項目の一つに挙げております。

9月28日には「ロータリーの友を読む会」が開催されますので、“ロータリーの友”について話したいと思います。

 

国際ロータリー理事会が、2015~2016年度に特別月間を大きく変更したことに伴い、従来4月に設定されていた「ロータリー雑誌月間」は廃止されました。そこでロータリーの友委員会・理事会の決定で、9月を「ロータリーの友月間」として新設されました。

“ロータリーの友”は、日本におけるロータリーの機関誌であり、国際ロータリーの認可を受け、Rotary World Magazine Pressの一員として発行されているロータリーの地域雑誌です。

“ロータリーの友”は情報誌であり、公開討論の場であり、そしてMagazineには倉庫という意味があり、何を取り出し、何を学び、何を感じ取っていただけるかは、ロータリアン一人一人に託されています。

“ロータリーの友”は毎月定期的にお手元に届きますので、読まれざるベストセラーとも揶揄されておりますが、編集方針は、『ロータリー章典』に定められた「ロータリーの地域雑誌は、ロータリーのあらゆる面にわたってロータリーの目的を推進するために存在する。」を順守しています。

参考までに(“ロータリーの友”手引書より)

・定価について

創刊号以後定価50円

1954年1月号から1962年まで定価100円

1963年1月号から1974年まで定価110円

1975年1月号から現在まで定価200円のまま据え置いています。

・発行部数と収入実績について

2017年7月号~2018年6月号の

発行部数        合計  1,147,900部

1か月平均              95,658部

収入実績 購読料 1か月平均 18,587,186円

広告料 1か月平均         768,325円

・公告は大事な収入源

定価200円を維持していくために一役買っています。

表2カラー680,000円~記事中1/4ページモノクロ120,000円の7種類のスペース・料金(税別)設定となっています。

・サイズについて

当初B5サイズ、創刊50周年を迎えた2003年からA4変形判、2016年の7月号から正式のA4サイズになっています。

 

ロータリアンの三大義務は、「例会の出席」、「会費の納入」及び「ロータリー雑誌の講読」です。“ロータリーの友”をロータリー活動に活かしていただき、

奉仕活動紹介や得意とする分野への投稿を是非ともお願いいたします。

卓話

クリーニングの現状

㈱フランス屋<br />
代表取締役 長谷川幸則様

㈱フランス屋
代表取締役 長谷川幸則様

1、大岩建設の岩出社長にお声掛けいただきこのような素晴らしい機会をいただきありがとうございます。そして、昭和47年にこの岸和田の地で商売をスタートさせてもらって、今年で47期目に入ります。先代は岸和田交通社長時代に、雨の日にはタクシーが忙しい、晴れの日に儲かる商売をということで、当時のJCのメンバーと一緒にクリーニング業を始めました。

そして、皆様にも地域の皆様にもご愛顧いただけるお店に成長することができるようになりました。改めて御礼申し上げます。

今日は47年間行ってきた事業内容と時代の潮流に弊社ももまれながら試行錯誤してますので、それをご紹介したいと思います。

 

2、クリーニングのチェーンショップを大阪南を中心に、大阪市内、北摂、神戸、和歌山にもお店を展開しています。現在は直営店65、取次店舗91店舗です。ここ3、4年の間にM&Aも行っています。その社がそうです

 

3、M&Aのきっかけで、これまで扱ってなかったホテルとかレストラン、食品工場さんとお取引して制服やユニフォームなども大阪市内の工場でやってます。

 

4、会社の沿革ですが、操業して5年たって、全国にFCを積極的に推進しました。おかげで、全国に同じ名前のクリーニングがあります。

売りとしては、早い、安い、きれい。そのあとは、顧客目線でお店のサービス充実につとめ、かつては、売上高30億まで成長し、業界で名をはせる存在になりました。

売上拡大とお店の出店は2008年をきっかけに方向性をかえ、工場の統合とインターネット事業や、無人店舗、業態開発に力を注いでます。

 

5、高度経済成長と共に発展し、家の軒先を使って、一気にクリーニング取次店システムが全国のトレンドになります。

第二は、車社会の波とスーパー発展の流れで、商業施設にクリーニング店が多く出店することになります。

 

6、クリーニング業の市場規模を表したグラフです。

1992年がピークでそこから減少を続け、今は3700億円規模になってます。一世帯当たりの年間支出もピークの2万円~6000円と3分の1以下になりました。

 

7、クリーニング施設の数ですが、個人店の減少は早くから続いていますが、お店だけの数はむしろピークが遅く2000年前半まで数が増えています。

資本投下金額が低く開設しやすい、個人消費のピークがずれて、お店の売り上げ減少を始めたのが2003年ぐらいからです。

 

8、

①バブルの時代と同時に、形状記憶Yシャツ、ドライマークが洗える洗剤の開発

②ファッションのトレンドがカジュアル化にどんどん進んだ

③少子高齢化、若者のクリーニング離れ

 

9、今でも危機感ありますが、将来性と収益性の不安、店は増えて売り上げも増えるが、収益は?

そんな疑問から、方向を2006年ごろから転換しました。しかし、まだ経営戦略も迷走し、低価格指向なのに→高級志向のクリーニング店を増やしてはいけないのに、

売り上げ市場の大きい東京への進出

 

10、2011年ごろからアメリカ特に西海岸への視察に年に一回は行ってます。

何のためか?日本の5年先、10年先の未来を見るためです。

アメリカで注目される食材は必ず日本で流行ります。

アメリカのビジネスモデルはすべて日本に来ます

ゾゾタウンもアメリカのマガシークがモデル

 

11、アメリカを代表する企業の一つ、ウォルマートのビジネスモデルの変遷を紹介します。

国民の暮らしやニーズに併せて、営業形態を柔軟に変えていってます。

 

12、私たちもアメリカから学びました。

ビデオレンタルがレッドボックスという無人の貸出機に変わりました。

人を介してサービスする必要がないからです。

昔から〇〇屋とつくところは全部つぶれるといわれています。

魚や、八百屋、着物や、単一商品、単一サービスのみの業種店は衰退し、業態店が生き残ります。

商売はある特定の、ある層のニーズだけ、季節商売では長続きしません。

やはり、毎日、どんな人にも必要とされる商品やサービスを提供しなければならない。

 

13、インターネットを通じて、クリーニングサービスと洋服の保管業をやってます。

固定費を抑えるために、変動費化するためのサービス内容に変更しています。業態化すること、カンカン店はクリーニングサービスだけではなく、洗濯という毎日必要なものに対して、

関連した商品を提供しサービスを日常化する取り組みをしています。

 

14、まだまだ失敗続きで、成長という枠ではなく、進化させるためにもがいていますが、これまで皆様方にご支援いただいたことに引き続きお返しできる、暮らしが良くなる、

必要と思われるお店になるように精進してまいります

トピック

秋の全国交通安全運動の街頭初日啓発活動

9月21日(金) 午前8時~ 南海岸和田駅