第2027回例会報告[2018年10月5日(金)]

会長の時間

辻林一郎 会長

本日は、米山奨学生の朴 辛宰(パク シンゼ)様、卓話講師としてようこそお越しくださいました。

そして、例会見学に増田憲治様、ようこそお越しくださいました。

 

台風20号、21号に続き、9月30日の夕方からは非常に強い台風24号が泉州地域にも影響しました。そして、25号と襲来が連続のため、心配と疲れのため息ばかりです。

そんな中、今年のノーベル生理学・医学賞に、京都大学特別教授の本庶祐(ほんじょ たすく)さんが受賞されたという明るいニュースが話題となっています。がんの治療に、免疫療法という道を開いた功績が評価されての栄誉です。日本人として誇らしい限りです。

ノーベル賞について少し触れますが、賞の部門として、ノーベル物理学賞、 ノーベル化学賞、ノーベル生理学・医学賞、ノーベル文学賞、ノーベル平和賞、経済学賞(正式名 アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン国立銀行経済学賞)があります。参考までに、授与されるものは、賞状、メダル、賞金です。

メダルを実際に見たことがありませんけれども、1980年以前のメダルは24Kの純金でしたが、落としただけで曲がったり、傷が付きやすいということもあり、現在は、18Kを基材として24Kでメッキを施した金メダルとなっているそうです。

今回の賞金は、900万スウェーデン・クローナ(約1億1500万円)で、共同受賞者(ジェームズ・アリソン米テキサス大教授)と等分になるとのことです。

 

本日の報告としまして、

「ガバナー月信 秋特別号」とプリントアウトした「ガバナー月信10月号」を配布させていただきました。「ロータリーの友」同様に通読、精読をお願いいたします。

本日の紹介としまして、

「日本いけばな芸術展」が10月3日から8日まで、高島屋大阪店で開催されています。華道の112流派794人による秋を彩る魅力ある作品を楽しむことができ、元会員の柳澤さんも出展されておられますので紹介させていただきました。

 

さて、10月は「経済と地域社会の発展 米山月間」です。

今日は、「経済と地域社会の発展月間」について話したいと思います。

貧困地域の経済発展を目的とした、起業家、地域社会のリーダー、地元団体を含む地域ネットワークの向上、雇用創出、支援が行き届いていない地域社会での貧困の削減、経済と地域社会の発展に関連した仕事に従事することを目指す専門職業人のための奨学金支援を強調する月間です。(ロータリー情報ハンドブックより)

 

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、日本は米国、中国に次ぐ世界第3位の経済大国でありながら、子どもの7人に1人が貧困にあえぎ、母と子のひとり親世帯では半数以上が貧困に苦しんでいると言われています。

貧困といっても衣食住にも困る「絶対的貧困」と社会全体の中で見ると相対的に貧困層に属する「相対的貧困」とがあり、日本は「相対的貧困」の方で深刻さの意識が表に出にくく、貧困率というよりも「格差」と捉えるとわかりやすいのかもしれません。

 

次回の例会は、公開例会とし、卓話講師として、貧困家庭の子どもの学習支援の権威である宮武正明先生をお招きします。子どもの貧困対策、貧困の連鎖など日本社会が直面している貧困を知り、学習支援について考えていただきたいと思います。

卓話

「2年間の兵役の経験を通じる人生の変化」

米山奨学生 朴 辛宰様<br />
【世話クラブ 高師浜RC】<br />
(担当:山口英之会員)

米山奨学生 朴 辛宰様
【世話クラブ 高師浜RC】
(担当:山口英之会員)

普段、がん細胞は体内の免疫系から攻撃をされないようにする特殊な能力を持っています。そこで、免疫細胞から攻撃されなく体内で増殖して行きます。がん細胞が持っている特殊な能力を抑制すれば免疫細胞から攻撃されるはずですね。皆さん、免疫ということは何でしょうか?外部から体内に侵入した細胞とかウイルスなど異物を免疫に関与する細胞が認識して攻撃することだと言います。今までの研究は免疫を増強して異物のがん細胞を無くすことに集中していましたがなかなか効果は見られなかったです。ここでホンジョ教授は免疫の増強だけにはがん治療に効果がないことが分かります。PD1というタンパク質を見つけます。PD1というタンパク質はもともと免疫細胞が活性化を抑制する役割を果たします。免疫細胞が正常細胞を攻撃しないようにします。免疫細胞がずっと活性化すると正常細胞にもダメージを与えるからです。つまり、免疫を調節するものです。ここまで知られていました。ほんじょ教授が見つけたことについて話します。実はがん細胞が正常細胞のふりをしながら私は異物じゃないよっているうそのメッセージを免疫に関与するT細胞に送ります。そうすることで、がん細胞は免疫細胞から攻撃をうけなくなります。つまり、ホンジョ教授はPD1というタンパク質がT細胞ががん細胞を攻撃することを防ぐ役割を果たすことを見つけます。がん細胞によって活性化されたPD1淡白質のせいでは免疫の活性化が抑制されるとともに免疫細胞ががん細胞を攻撃しなくなるということです。これを解決するためにはPD1タンパク質の機能を抑制すればいいとおもいますね。ホンジョ教授の研究成果をもとにして日本の製薬会社が2014年にPD1タンパク質の機能を抑制する免疫抗がん剤の新薬、オプジーボを開発しました。

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