川植康史 副会長
ロンドン 602円(3.95ポンド)
アメリカ(本土496円(4.50ドル)
オーストラリア 471円(5.8ドル)
シンガポール 487円(6シンガポールドル)
アメリカ(ハワイ)413円(3.75ドル)
韓国 374円(3900ウォン)
香港 354円(25香港ドル)
日本 320円
インドネシア296円(39000ルピア)
ベトナム 263円(55000ドン)
台湾 269円(69元)
中国 255円(15元)
ロシア 224円(150ルーブル)
カンボジア 209円(1.9ドル)
フィリピン 207円(95ペソ)
上記の金額は、丸亀製麺のかけうどんの価格です。当然ながら、値段の高さはその国の購買力を示しております。価格を国際比較してみると、”金メダル”は602円のイギリスとなるます。日本はメダル圏外の7位で、ちなみに、丸亀製麺のかけうどんの日本での値段は今年3月に値上がりして、290円から320円に上がったばかりです。
驚くのは韓国(374円)や香港(354円)の価格のほうが日本の価格よりも高いことです。先のOECDの調査で、日本よりも韓国の方が平均賃金が高いことが話題となったが、庶民向けとされるうどんの価格においても、それを裏付ける結果になっています。
購買力が上昇し物価も上昇傾向にあるインドネシアとも、価格差が僅差の状態となってきています。
気がつけば先進国と日本の物価差に取り戻せないほどの乖離ができ、さらにはアジア諸国にまで追い抜かれていることには驚愕を隠せない事実です。
安い日本がとりわけ国内で歓迎されており、一つの戦略として奏功しているのは間違いないかもしれませんが、その一面で、成長する海外に比べ、相対的に日本の国力が低下していることを示しているのだとしたら寂しいものです。
日本の国力を、取り戻すためには、やはり教育が大切だと思います。
学校の現場が動かないこともあります。
ささやかなことですが、お孫さんやお子様の家庭での教育も重要だと思います。