第2108回例会報告[2020年11月20日(金)]

会長の時間

 上林史和 会長

皆さんこんにちは。

 

11月14日(土)、ホテル日航関西空港にて近隣会長幹事会が行われ、私と山元芳裕幹事、事務局の佐藤さんで参加いたしました。久しぶりに夜の空港にまいりましたがまったく閑散としておりました。

さらに新型コロナウイルスの感染が第3波に入ってしまったようです。12月にはクリスマス例会も企画しておりますが、状況を見ながら皆様と相談して運営してまいります。まずはご自身の感染防止対策をよろしくお願いいたします。

 

さて今日は1冊ご紹介させていただきます。世界的ベストセラーとなっております「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 」です。ビル・ゲイツさんが本書を「わたしの読書人生の中で、最も良かった本のひとつ」と評して、2018年にアメリカの大学を卒業した学生のうち、希望者全員にプレゼントしたとしてさらに有名になりました。

この本の著者はハンス・ロスリングさんというお医者さんで、公衆衛生に関する世界的権威、スウェーデンの国境なき医師団を立ち上げられた方です。

 

Q1.世界の1歳児の中で、予防接種を受けているのはどのくらいでしょう?

(1)30%  (2)50% (3)80%

 

答えは(3)80%=実際は88% で正答率は13%しかなかったそうです。

 

このような事実を問う12の問題の合計正解率は16%で「われわれはチンパンジーに負ける(理論上33%)」という面白い表現をしています。

実は世界はすばらしい変革を遂げているのに、ほとんどの人はその事実に気づかない。教育レベルの高い人、世界中を飛び回っているビジネスマン、ノーベル受賞者でさえ、<思い込み>を持っており、事実に基づいて世界を見ることができていないと著者は訴えています。

ファクトフルネスとは、「本能や思い込みではなく、データを基に世界を正しく見る習慣を身につけよう」ということです。世界はどんどん悪くなっているという「ネガティブ本能」や、世界の人口は増え続けると思う「直線本能」など、物の見方に影響を与える10の本能が紹介されています。

調査の結果、日本を含め全世界の50%以上の方が世界は悪い方向に向かっていると思い込んでいます。環境、テロ、事故、貧困。。人は誰しも物事のポジティブな面よりネガティブな面に注目する。たとえば飛行機事故があれば報道されますが、年間4000万ものフライトが安全に運行されている事実は報道されない。

 

世界が良くなっている事実

<減っている>

奴隷制度/石油流出事故/HIV感染/乳幼児の死亡率/戦争の犠牲者/飛行機事故/災害による死者/核兵器/大気汚染/オゾン層の破壊など

<増えている>

女性参政権/科学の発見/農作物の収穫/識字率/電気の利用/安全な飲料水/絶滅危惧種の保全/予防接種など

 

物事を楽観視すればいいということではなく、ドラマチックに演出されたメディアを鵜呑みにせず、過去の記憶による自分の思い込みを排除し、ファクト(事実)をデータで捉えることで、「さらなる持続的な成長が可能だ」とポジティブに考え、世界の正しい成長を図ることがとても大事であると考えます。

新型コロナウイルスも近い将来、必ず人類の力で克服するでしょう。感染について慎重に生活する必要はもちろんですが、気持ちはあまりネガティブにならずにポジティブに過ごしましょう!

 

卓話

「規定審議会と決議審議会」

ロータリー情報・規定委員会<br />
池内清一郎 副委員長

ロータリー情報・規定委員会
池内清一郎 副委員長

 

1 規定審議会とは

歴史

ロータリーの初期の時代では、RIの細則や定款の変更は年次大会で発議され、投票によって決められていました。

しかし、国際大会の参加者が増えて、公開討論が難しくなったため、提案が国際大会で票決される前に、これについて討議する諮問グループとして、1934年に規定審議会が創設されました。

その後、1970年のアトランタ国際大会において、規定審議会が事実上、ロータリーの立法的な機関となることが決定した。

規定審議会のメンバーは、

職権上資格を持つ数人のメンバーと各地区から1名の代表議員で構成されます。

規定審議会は、3年に1度、国際大会とは異なる場所と日程で開かれます。

 

規定審議会は、RIの細則と定款、または標準ロータリー・クラブ定款への改正案である「制定案」及び方針、プログラム、手続きの変更をRI理事会に推奨する「決議案」を審議し、決定します。

立法案の提案者  ロータリー・クラブ、地区、RI理事会。

審議会の決定は、最終決定となる前に世界中の全てのロータリー・クラブにより検討されます。これらクラブの投票定数の10%が審議会の決定に反対した場合、その立法案は、保留とされ、最終決議のため全クラブへ提出されます。

 

2 決議審議会とは

決議審議会は、毎年オンラインで開催され、決議案と緊急制定案への投票が行われます。

決議案とは、組織規定文書に記載されている事柄の範囲外で、RI理事会またはロータリー財団管理委員会による決定を求めるものです。また、決議案は、地域的または運営的な事柄に関するものより、ロータリー世界に影響を与えるものが理想とされます。

緊急制定案とは、RI理事会より提案され、組織的文書に変更を加えることを目的としています。次回の規定審議会(3年に1度開催)まで待てないと理事会が判断した場合に提出されます。

 

決議審議会のメンバー(全ロータリー地区の代表議員)が案件に投票します。

採択された決議案は、その後、RI理事会または管理委員会にて審議されます。

採択された緊急制定案に基づき、組織規定文書が改正されます。

この改正は、決議審議会の報告書が送付されてから1ヶ月後に有効となります。

 

決議審議会の時期  10月15日から11月15日にかけて行われます。

投票期間は、11月15日の午後23時59分(シカゴ時間)までです。

投票結果は、11月20日までに公表される

 

3 2016年の規定審議会で改正された主な内容

クラブ運営の柔軟性 自主性の尊重

例会は月2回、入会金の廃止など

 

4 2019年の規定審議会で改正された制定案の主な内容

(1)「職業分類の制限の廃止」

(2)「ローターアクトクラブのRI加盟が求められる」

背景

会員数が120万人を大きく超えられない。

(ライオンズクラブ130万人)

若い人を呼び込みたい  ローターアクトの取り扱い

時間がかかる お金がかかる

(3)欠席のメークアップに関する規定を改正する件

これまで、例会の前14日または後14日の規定を同年度内に変更する。

しかし、

ロータリーのクラブ定款

第7条  本定款の第8条第1節、第12条、第15条第4節に従わない規定

または要件を細則に定めることができる。

そのような規定または要件は、本定款上の上記の節の規定または要

件に優先する。ただし、クラブは少なくとも月2回、例会を行わ

なければならない

第12条 出席

従って、クラブ細則で定めることは可能

岸和田東RCでは、半年ごとと改正

(4)人頭分担金を増額する件

2020-21度から2022-23年度まで人頭分担金を年に1ドルずつ

増額する

 

5 2020年の決議審議会の結果について

トピック

藤井秀香ガバナーよりのご報告

 

2019~2020年度 ロータリー財団寄付表彰

◎年次寄付への一人当たりの寄付額 地区1位

 

◎100%ロータリー財団寄付クラブ

一人当たりの平均寄付額が100ドル以上に達成クラブ